月　　- 女性の心　-


　　　大昔から月は女神として崇められていました。女性の体、心、精神を表わし、
　　　その早い満ち欠けに不安定さを象徴しているのです。
　　　美しい満月は、常に欠ける不安を持っています。また、美しい女性の周りには、必ず
　　　嫉妬や悪巧みがあるものです。

　　　美しい女性、特に日本の女性は、自分の魅力を引き出す事が苦手です。
　　　まだ、心の何処かに古い風習、女は控えめにという言葉をキープしているからでしょうか。
　　　街を歩いていると、ああ、もったいないなあと感じる女性を多く目にします。
　　　特に、美しい大人の女性が少ないのです。小さい頃から可愛い可愛いと
　　　育てられ、社会に出てからも上司や男性社員から可愛いともて囃され、
　　　結婚してからも可愛いお嫁さんと愛され、大人の女をパスして急にオバサンになってしまう。
　　　とてももったいない事です。何故なら女は３０代４０代が、最も成熟し、美しいと思うからです。
　　　子育てが一段落し、女としての精神的な余裕、そして経済的にも余裕ができ、ある程度
　　　自分を理解し、自分の何が魅力的で、何が似合うかが充分吟味されセンスが磨かれる頃だからです。
　　　にきびだらけだった顔もつるつるになり、パンパンに張っていたほっぺもスッキリして
　　　足くびも細くなり、ウエスト、バスト、ヒップのメリハリが美しい成熟したシルエットとなる。
　　　そんな大人の女性的魅力を隠してばかりではつまらない。ぜひ、自分に自信を与え
　　　幸せを感じられる貴方らしいおしゃれをどんどん挑戦して欲しいと願います。

　　　女性が幾つになっても華やかに美しくあろうとする姿は魅力的で素敵です。
　　　しかし、哀しい事に美しくあろうとすると、必ず回りの同性から嫉妬心をかうことにもなります。
　　　嫉妬されるということは、それだけされる側の女性に魅力があり、美しいからなのですが、
　　　嫉妬の目を気にしすぎ、自分の持っている魅力を抑えてしまうもったいない女性が多いのです。

　　　私は大いに同性から嫉妬される女になりたいと思います。どんどん嫉妬して欲しい。
　　　何故なら、同性に嫉妬されるほど、自分の持っている魅力を再確認できるからなのです。