手紙の部屋



時折この館を訪れて下さる貴方さまへのラブレター



  こんにちは。 マリアです。 お元気ですか?
  街はクリスマスソングが流れ、色とりどりのツリーに飾られたオーナメントや
  電飾が、今年もあと少しだよ♪ と、暖かく物語ってくれているように思えます。
  皆さまは如何お過ごしでしょうか? 
  年の越し方は人それぞれ、様々でしょうが、色々あった今年、2000年を、
  明るく清々しい気持ちでサヨナラーって、解き放せると良いですね。 

  過去を解き放つ・・・これ、簡単なようでとても難しい事と思いませんか?
  記憶喪失にでもならない限り、遠い過去から知らず知らず、少しずつ作られてきた、
  自分の中のぶ厚く冷たいバリアみたいな物が、年を追うごとに、
  一層堅さを増してくるような、そんな頑なな現象が誰の心にも起きていると思います。
  自分にとって糧となる記憶や、忘れがたい幸せな過去ならば、思い出として
  心にしっかりと留めておく事は大変素晴らしい事なのですが、
  自己嫌悪と自己批判に繋がるマイナス要因の強い記憶は、そのパターンが
  慢性化すると、ストレスレベルがアップして免疫システムがダウンしてしまう、
  そこで躊躇いが生じてしまう残念なものだと思うのです。

  きっと、私たちの多くは、自分が傷ついていると感じているので、
  自分を立派な人間だと思えなかったり、また、絶対にそうなることもないだろうと
  諦めているように思います。
  
  貴方を躊躇わせている物は何でしょう?
  貴方の、その素晴らしい無限の可能性をバリアで覆ってしまうのはどうしてでしょう?
  変化を恐れるのは、何故でしょう?

  記憶をずっとずっと深く辿っていくと、赤ちゃんの頃は、自分が何者であろうとも
  自分自身を愛していたはず。 身体を持っていることだけでワクワクし、喜び、 
  それだけで嬉しかった。 おもいっきり感情を外に表現していた。
  自分が今、如何感じているのかを知らせる事を決して恐れない。躊躇わない。
  その瞬間を確かに生きている。
  しかし、成長するにしたがって、周りの人の意見を聞き、
  恐れと罪悪感と批判と怒りを習得し・・・。
  批判する事が日常の家庭に育てば、自然と批判的な大人になるだろうし、
  怒りを許されない家庭に育てば、怒りとの対決を恐れ、心に呑みこみ、
  やがてそれが冷たいバリアとなるでしょう。
  罪悪感に操られる家庭に育てば、常に周りに対して
  「。ごめんなさい。」と言い、人にものを頼むことができなくなり・・・。

  私たちは成長するにつれ、こういったマイナスの考えを身につけるようになり、
  内なる本当の自分の知恵との接触を次第に失って行く事になるように思いますが、
  勿体なく、寂しい事ですね。
  もし、こうした考え方に心当たりのあるならば、そのマイナスの考え方を解放し、
  貴方自身を心から愛する純粋無垢な存在へと引き戻す必要があるように思うのです。

  一瞬一瞬の存在の喜び、例えば赤ちゃんが感じるのと同じ喜び、
  この上なく嬉しい不思議な状態で感じ取る喜びを再現させてみませんか? 
  そして自身をきつく縛っているバリアを解放してみましょう。
   ・・・・って、 アラー・・・ 気付いたらまたダラダラ長文になってしまいました。
  ごめんなさい。 今回も長いです。 はい。 以後気をつけます。
  (って、いつも書いてるような・・)2000年も後数週間。 悔いなく、不満なく、
  悲しみも怒りも全て清算し、清々しい気持ちで新しい2001年を迎えたいですね。
  ここまで頑張って読んで頂き、本当に有り難うございました。感謝!

  このお手紙を読んで下さっています貴方さまへ心から、 メリー クリスマス。 
  ちょっと早いけど、ほろ酔い気分の楽しいく陽気で快活なクリスマスが貴方の元へ
  訪れますよう、心よりお祈りします。

  wish upon a star・‥…・・・★

  2000年12月11日


  星 マリア



   

   


  こんにちは。 あっという間に11月も終わりです。 お元気でしたか?
  私は何とか引っ越しも終わり、ホッと一息、落ち着いたところかな。
  引っ越しって大変だよね。 気力と体力をめいっぱい使うから、
  今はまるでバッテリー切れ状態。 で、のんびり充電中です。
  疲れって肌に出るからコワイのよ。 肌荒れ、吹き出物、くすみとか。
  この時期は特に空気が乾燥してるから、美容液の消費量が倍増するの。
  あ、男性の方には縁のない話ですね。 でも最近は男性でも
  化粧品を使う方が増えてるとか? う〜ん、個人的に私は男性には
  少々小汚いくらいでいて欲しいと思いますが・・・・ハハハ。

  ところで貴方は、愛する人と喧嘩をする事がありますか? 私はしょっちゅうです。 
  ほとんどの喧嘩は私が一方的に怒り爆発、泣いてわめいて発狂して、
  彼はその間、ただ私の怒りの嵐が去るまでじっと耳をふさいで小さくなってるだけ。
  占い師だって一人の人間。一人の女です。 怒る時もあれば、泣く時もあります。
  ただ、私は不思議と人のオーラを見る事があり、それによって人の心を
  感じ取る感覚が敏感になるのです。全く見えない人もいるけど、ほとんどの人が、
  その人独自の個性的なオーラを発してるのですよね。
  そして、例えばその人の身体に触れたりすると、なお一層その人の心が体温と共に
  伝わってくるという・・・。 だから相手をもっと深く知りたい時、私は必ず握手を交わす
  のです。 時には見たくない怪しいものが見えたり感じたりしてしまうから、愛する人の
  心を深く読み取りすぎて、相手が心にも無い事を言ったり態度に表わした時は勝手に
  悲しくなったりして、それが原因で、何度も失恋してるし。 

  どうしてこんな事を書いてるのかというと、実は昨夜、彼と大喧嘩をしてしまったのです。
  引越しで疲れてたのもあったのね。心に余裕がなかった。私も含めてどうして人は、
  相手に変化を求めてしまうのでしょう。
  相手の気持ちなど変えることなんか出来るはずがないのに。
  自分自身は変わりたくないのに、他の人には変わって欲しいと願うの。
  そのムシのいい我侭が原因で、いつも喧嘩になるのです。

  今回は(も)素直に謝ろうと思うの。喧嘩はやっぱり良くないものね。悲しいよね。
  寂しいよね。つまらないものね。
  このお手紙を読んで頂いている貴方が、もし、現在、大切な人と険悪ムードでしたら、
  是非、今回は貴方の方から折れて謝ってみては如何でしょう? 
  一緒に謝っちゃいましょうよ、ね?そう。その方が良い。うん。そうしよう。
  間違っても怒りを2001年まで持って行くようなことが無いように。

  もうすぐクリスマス。喧嘩なんかしてる場合じゃないですよね。
  最後まで読んで下さって有難うございました。 貴方様にとって、今年のクリスマスが
  思い出深い素敵な日になりますよう、心からお祈りします。

  2000年11月29日


  星 マリア



   

   


  こんにちは。 マリアです。 お元気でお過ごしですか?
  もう今年も残すところあとちょっと。 貴方さまにとって、今年はどのような
  一年でしたでしょうか。 

  私は・・・今年はバタバタ忙しかったな。 なんか、ダダダーって過ぎてしまった感じが
  してるの。 来年はもうちょっとスローダウンして落ち着いた一年にしたいなあなんて
  思っています。

  こうしよう、こうしたいって希望、誰にでもありますよね。
  でも、次に決まって出てくる言葉が「でも、自信がない・・・」
  私もそう。 自信満々なんて時なんかなくて。 希望が大きければ大きいほど
  どんどん自信がなくなってきちゃうの。
  
  心理学者の偉い人が言ってたけど、 人はだいたい五歳までに人生観を作り上げて
  しまうって。 本当かな?
  それってよく考えたら、大人が五歳までに与えた影響がそのまま人生観になっちゃっ
  たんじゃないのかな? って、思うのね。だから、自発的に人生観を作るんじゃなくて、
  受動的に。受け身の人生観。
  大人が大人にしか見えない価値観でその子を見て、その子の可能性を制限して
  しまうような、大人の意識の限界っていうのかな。
  それをずっとずっと引きずって大人になっちゃうと、極端に消極的な自分に自信の
  ない人になってしまうのよね・・・

  きっと、原因は自分の可能性を信じられないって事と思うの。自分は価値がない
  なんて思ったり、自分を過小評価する原因は、実は自分以外の誰かの意見や念、
  考え方だったりして、それらを自分がずっと真実だと思って受け入れてきたから。

  でも貴方には素晴らしい価値があtって、一人一人、それぞれ違った素晴らしい
  才能があると私は確信しています。
  人の意見に左右されず、自分自身に一生懸命問いかけてみましょう。
  自分が本当にやりたいことは何? 受け入れたいことは何?って。
  そうすれば、きっと本来自分自身が持っている素晴らしい価値や受け入れたいと
  感じる大切なものも見つかると思うのです。

  他人の意見を信用するななんて事は言わないけど、他人の意見を全て鵜呑みにして、
  それをそのまま自分の人生観に置き換えちゃう事ほどもったいない事はないですよね。 

  あとちょっと残ってる2000年が、貴方さまにとって、幸せで価値のある素晴らしい年に
  なりますよう、心からお祈りしています。


  2000年11月19日


  星 マリア







  こんにちは。お元気ですか。 寒くなって参りましたね。
  お鍋が恋しい季節です。 大切な人と一緒に囲む鍋って最高ですよね。
  何倍も何倍も温まって幸せになるの。

  大切な人で思ったのですが、突然ヘビーな事質問してごめんね。
  貴方はもし、大切な人をうしなったらどうしますか?
  私は・・・泣いて怒って狂って、思いきり悲しみました。
  超ヒステリー状態。神様なんかこの世に居るもんかとか、色々ね。
  お酒を浴びるほど呑んで、私生活が乱れて、心がトゲだらけになって、
  こんなどうしようもなく辛く悲しい状態から抜け出す方法って、
  果たしてあるのだろうかって、自分を世界一不幸な人間だと思いこんでいた。
  大切な人を失って、自暴自棄になっていた頃、ある人から
  ハッとする事を言われました。
  「人と死別しても、それは貴方がその人を失ったわけではないのよ。
  だって、貴方はその人を所有していたわけではないでしょう?」と。
  その通り。 そう思いました。 だって、傷ついたり悩んだり苦しんでるのは
  私が自分で勝手に作り上げている問題ですものね。

  で、次に私がとった行動は、失った人を思い、瞑想すること。これ、結構良かった。
  私がひどく悲しんでいるとき、瞑想すれば、失った人が心に現れ励ましてくれた。
  泣くのはおよしなさいと。悩んでいる時には解決法を教えてくれた。
  そして、生前、もっとこうしていれば良かったですとか、
  後悔ばかりで自分を裁くのも止めるようにしたのです。

  そのうち、失った人が心の一部となり、悲しみは自然と消えた。
  その人はそれからずっと私の心にくっついてる。心の糧となって。

  心の痛みや苦しみを乗り越えるのって大変で、
  痛みが痛みを呼び、どんどん苦しくなって息が出来なくなる。
  特に、大切な人を失った時の痛みは計り知れません・・・。

  そんな時には瞑想。結局、自分を癒せるのは自分だけだということにも気付きました。

  なんだか独り言のような手紙になってしまいましたね。ごめんなさい。
  これからも時間を見つけて書いて行きます。 読んで下さって感謝です☆
  貴方の幸せを願いつつ・・・・

  2000年11月8日


  星 マリア








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